操作方法

客室の状態管理と情報共有

エアコン工事、ドア交換、ベッド入れ替えなどのメンテナンス状況をスタッフ間でリアルタイム共有する方法をご紹介します。設備工事や修理状況を一元管理し、予約管理画面での客室状況把握を効率化させましょう。

所要時間:約8分

客室状態管理でできること

  • エアコン工事・ドア交換・ベッド入れ替えなどのメンテナンス状況を記録
  • 設備修理や工事の進捗をリアルタイムで追跡
  • スタッフ間での詳細なメンテナンス情報共有と連携
  • 予約管理画面で各客室の利用可否状況を即座に確認

客室状態管理の役割

メンテナンス情報の一元管理

  • • 「エアコン工事中の部屋はどこ?」を即座に確認
  • • 「ドア交換の進捗状況は?」を瞬時に把握
  • • ベッド入れ替えなど設備変更の記録
  • • 複数のメンテナンス作業の同時管理

予約管理との連携

  • • 予約管理画面で客室状況を即座に表示
  • • メンテナンス中客室への予約受付防止
  • • 工事完了の即座な利用可能化
  • • フロントスタッフへの自動情報共有

Step 1 客室状態管理画面の確認

1-1. 客室状態管理画面へのアクセス

PC画面での客室状態一覧

PC画面での客室状態一覧画面

1. 階・客室名・期間・状態名を一覧表示

2. 階・客室での絞り込み検索機能

3. ケバブメニューから編集・削除が可能

スマホ画面での客室状態一覧

スマホ画面での客室状態一覧画面
スクロールで全体を確認

1. レスポンシブテーブルで詳細情報を表示

2. タップで編集・削除メニューを操作

3. 外出先での状況確認・更新に最適

表示される情報項目

基本情報
  • :客室の所在階
  • 客室名:部屋番号・名称
  • 開始日〜終了日:メンテナンス期間
  • 状態名:工事内容・メンテナンス名
検索・操作機能
  • 階絞り込み:複数階の同時選択可能
  • 客室絞り込み:複数客室の同時選択可能
  • 編集機能:ケバブメニューから状態更新
  • 削除機能:メンテナンス完了時の状態削除

Step 2 客室状態の設定と更新

自由入力による柔軟な状態管理

記録できる状態の例

🔧 設備工事・修理
  • • エアコン清掃中
  • • ベランダ工事中
  • • ドア交換作業
  • • 水道修理中
  • • 電気工事実施
🛏️ 設備変更・メンテナンス
  • • ベッド入れ替え中
  • • カーテン交換
  • • 畳替え作業
  • • 壁紙張り替え
  • • 照明器具交換
🚫 一時利用停止
  • • 点検のため利用停止
  • • 設備不具合調査中
  • • 業者による作業中
  • • 改装工事のため休室
  • • 清掃業者作業中
📝 その他の状況
  • • 備品補充予定
  • • 特別清掃実施
  • • 設備点検中
  • • 修理業者待ち
  • • 管理者確認要

状態登録の手順

  1. 1. 「状態を新規追加する」ボタンをクリック
    客室状態管理画面から新しい状態を登録するボタンをクリック(またはタップ)します。

  2. 2. 対象客室を選択
    状態を記録する客室をドロップダウンメニューから選択します。階名と客室名が表示されます。

  3. 3. 期間を設定
    メンテナンスや工事の開始日と終了日を設定します。長期間の工事でも対応可能です。

  4. 4. 状態名を自由入力
    「エアコン清掃中」「ベランダ工事中」「ドア交換作業」など、具体的な作業内容を入力します。

  5. 5. 管理用メモを記入(任意)
    作業の詳細や注意事項、業者情報などをメモ欄に記録します。

  6. 6. 「登録する」で保存
    入力内容を確認して登録ボタンをクリックし、状態情報を保存します。

Step 3 スタッフ間での効果的な情報共有

3-1. 予約管理画面での状態表示確認

PC画面での客室状態表示

PC画面での客室一覧と状態表示

1. 予約管理画面で客室ごとの状態を即座に確認

2. メンテナンス中の客室が一目で分かる表示

3. 作業内容と期間が分かりやすく表示される

スマホ画面での客室状態表示

スマホ画面での客室一覧と状態表示
スクロールで全体を確認

1. 外出先でもスマホで客室状況を即座に確認

2. お客様への案内前に工事状況をチェック

3. 現場スタッフとの情報共有がスムーズ

3-2. メモ機能の活用

客室の状態にはメモ機能があり、スタッフ間での詳細な情報共有が可能です。以下のような場面で活用できます:

メモ活用例

  • 清掃時:「エアコンリモコンの電池交換済み」
  • メンテナンス時:「洗面台の蛇口から若干の水漏れ、業者連絡済み」
  • 特記事項:「次のお客様はペット同伴、ペット用品の準備必要」
  • 清掃チェック:「通常清掃完了、ベッドシーツ新品交換済み」

リアルタイム状況把握

スマートフォンからもアクセス可能なため、以下のような場面で威力を発揮します:

  • • フロントスタッフが客室状況を即座に確認
  • • 清掃スタッフが作業完了をその場で更新
  • • 管理者が外出先から全体状況を把握
  • • 急な問い合わせに対して正確な情報で対応

Step 4 業務効率化のためのベストプラクティス

タイムリーな状態更新

更新タイミングの目安

  • チェックアウト直後:「清掃中」に変更
  • 清掃作業完了時:「利用可能」に変更
  • 問題発見時:「メンテナンス中」に変更し、詳細をメモに記録
  • 修理完了時:「利用可能」に戻し、完了報告をメモに記録

チーム連携のコツ

  1. 1. 役割分担の明確化
    清掃スタッフ、フロントスタッフ、管理者それぞれの更新責任範囲を決めておきます。

  2. 2. 定期的な状況確認
    朝のミーティングで前日の状況と当日の予定を客室状況画面で確認します。

  3. 3. 緊急時の連絡ルール
    設備故障など緊急事態が発生した場合の連絡手順を決めておきます。

客室状態管理がもたらす効果

業務効率の向上

  • • 電話での状況確認が不要
  • • 清掃の重複や漏れを防止
  • • チェックイン準備の効率化
  • • スタッフの作業負担軽減

お客様満足度の向上

  • • チェックイン時間の短縮
  • • 客室トラブルの早期発見・対応
  • • 一貫した清掃品質の維持
  • • お客様への正確な情報提供

運用時の注意点

  • 情報の一元化:客室状態は必ずシステム上で管理し、紙の台帳と併用しないようにしましょう
  • プライバシー保護:お客様の個人情報はメモ欄に記載せず、予約情報として適切に管理しましょう
  • 定期的な見直し:運用ルールが現場に合っているか定期的に確認・改善しましょう